管理栄養士がオススメする 豚肉と旬の野菜のおいしい物語


豚肉と旬の野菜のお話 ~秋野菜編~



~里芋~

里芋とは?
原産は熱帯アジアで、日本へは稲より早く、紀元前1世紀ごろに入ってきました。 現在では、煮っころがしや、ふくめ煮に代表されるように、家庭料理には欠かせ ない食材です。また、里芋の茎は食べることができます。
里芋の茎は、別名「いもがら」・「ずいき」と呼ばれています。煮物として食べる ことが多く、生だけではなく乾燥したものも売られているます。コリコリとした 歯ごたえが美味しい食材です。食べたことがない人はぜひ試してみて下さい。

里芋

里芋の栄養「カリウム」
里芋に含まれるカリウムは芋類の中でもトップクラスの含有量を誇ります。
カリウムは体内の水分量を適切に保つために欠かせない栄養素です。
また、過剰に摂取したナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、むくみや高血圧の予防・改善に効果が期待できます。塩分が多い食事を続けると、血液が 詰まりやすく、高血圧や脳梗塞などといった病気の原因を引き起こす可能性があります。塩分に含まれるナトリウムは余分な水分を体内に残してしまいます。
これがむくみの原因になります。里芋を食べることで、むくみ解消だけではなく血液サラサラ効果も期待されています。※グルメノートより参照

1日のカリウムの目標摂取量は成人男性は3,000mg以上、成人女性は2,600mg以上となっています。 (厚生労働省が発表した日本人の食事摂取基準 2015年版による) 今回レシピでご紹介する芋煮を1人前食べると1日の約1/3のカリウムを摂取する事が出来ます。また、豚肉と合わせて食べると体力増強の効果も期待できると言われています。
※カリウムは里芋だけでなく野菜・果物・海産物等に多く含まれています。
日頃からバランスの良い食事に心がけていれば、無理なくカリウムは摂取出来ます。

里芋の皮むきで手が痒い・・・対策法は?
里芋の皮をむく時、痒くて剥けず、里芋の調理に困っている人も多いと思います。
そんな時の対策法として、手を酢水に浸けたり、塩や重曹をつけてから剥くと痒くなるのを防ぐことができます。皮に近い部分に含まれるシュウ酸カルシウムという結晶が肌に刺さることで、手が痒くなってしまうのです。里芋を調理する時にはぜひ試してみてください。※生活のヒントjournalより参照



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