豚肉と旬の野菜のお話 ~冬野菜編~
ほうれん草は冬に旬を迎えますが、夏採りのものと冬採りのものとではビタミンC含有量が 大きくことなるので、旬の野菜の栄養価の高さを示す事例としてよく紹介されます。 2015年に改訂された「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」では、通年平均とは 別に夏採りと冬採りと分けて値を掲載しています。
ほうれん草の栄養「鉄分」
ほうれん草、100gあたりの鉄分は2㎎含まれています。鉄分は血液を作る材料となります。
鉄分をとることで、貧血を予防する効果につながります。
ほうれん草に含まれる鉄分である「非ヘム鉄」は、ほとんど体に吸収されにくい種類の鉄分です。 その鉄分を効率よくたくさん吸収するためには、他の栄養素との組み合わせが重要になります。 組み合わせの良い栄養素はタンパク質またはビタミンCです。 ほうれん草には鉄分の他にもビタミンCも豊富に含まれています。 ではタンパク質は・・・? これは豚肉と組み合わせるのがオススメです。 豚肉と一緒に食べることで、鉄分の吸収を良くするだけでなく、 肌のくすみ予防や美肌効果が期待できます。
食事の時に気を付けたい事
コーヒーや緑茶などと同時に摂取すると、鉄分の吸収率を下げてしまう事につながります。
積極的に鉄分を吸収したいと考えている場合には注意してください。
普段の食事の中で、ちょっとしたことが、鉄分の吸収を良くしたり、悪くしたりすることに繋がります。
自分の食事を見直してみませんか。