管理栄養士がオススメする 豚肉と旬の野菜のおいしい物語


豚肉と旬の野菜のお話 ~春野菜編~



~キャベツ~

キャベツとはどんな食べ物?
キャベツの原産はヨーロッパの地中海沿岸や大西洋沿岸地帯といわれ、数千年前から栽培されていた。そのキャベツが日本に輸入されたのは800年くらい前。
とても長い歴史を持つ野菜である。
ちなみにその当時は観賞用の葉ボタンのことをキャベツと呼んでいたようです。
今のような形のキャベツが入ってきたのは江戸時代末期で、明治になってから本格的に導入されるようになったそうです。
※オリーブオイルをひとまわしより参照

菜の花

キャベツの栄養「ビタミンU」
ビタミンU(キャベジン) ビタミンUは、キャベツから発見されたことからキャベジンとも呼ばれています。
胃粘膜の修復に作用すると言われており、荒れた胃の粘膜を正常に整える働きがあると言われています。
胃腸が弱い人はもちろん、脂っぽいものを食べる時にもあわせて摂取したい栄養素です。
とんかつにキャベツ千切りをプラスすることは栄養的にも大変理にかなっています。
付け合わせのキャベツも残さず食べることをオススメします。
ビタミンUは加熱すると栄養素が壊れてしまうので生食をおすすめします。
また水溶性ビタミンなので水にさらすと栄養が流れ出てしまいます。
千切りキャベツは長時間水にさらさないことをおすすめします。
※健康栄養効果効能より参照

カルシウムは毎日継続して摂ることが大切です。
丈夫な骨作りへの指標となる「骨量」は10代から高まり、20歳頃をピークにあとは下降の 一途をたどります。つまり、人間の一生において成長期という限られた時期が一番効率 よく骨量を増やすことが出来るのです。
カルシウムは1日だけ頑張って摂取すれば良いというわけではありません。
骨は毎日成長し、代謝を繰り返しています。その成長をよりスムーズに行うために、 毎日継続してカルシウムを摂取することが重要なポイントです。

キャベツのオススメな料理法
栄養面から見ると、生で食べる場合と調理する場合では違います。
例えば水溶性ビタミンのビタミンCやビタミンB群、水溶性食物繊維などは、水洗いや茹でるとで栄養素の損失があります。
つまり、生の食材をそのまま食べることは、こうした栄養素の損失が少ないという点がメリットがあります。
しかし一度にたくさんの生キャベツを食べるのは大変です。
加熱して量を減らせばたくさん食べることが可能です。
(ゆで汁を捨ててしまう場合)
レンジや蒸し器又は今回の料理のようにタジン鍋を使うことをおすすめします。
他にはゆで汁ごと食べることが出来る、味噌汁・ロールキャベツ・ポトフなどがおすすめです。



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