安全においしく食べるために

料理をより楽しんでいただくために「食材や調理器具、保存などの衛生面の注意点」や「安心安全に調理を行っていただくための注意点」などをまとめました。
ぜひ、料理をする前にお読みください。

料理を作る前に気をつけていただきたいこと

料理の前には必ず手を洗う

手洗いのタイミングは、①調理前 ②トイレの後 ③取り扱う食材が変わるごと ④加熱工程のない食材に触れる前 ⑤盛り付け前です。
正しい手洗い方法も知っておきましょう。

正しい手洗いの様子

手洗いで手指の衛生対策を強化するポイント

①一度ではなく複数のタイミングで手洗いをする
②洗い残しがないように、爪を切り、指輪・時計などのアクセサリーを外す
③ハンカチ・タオルの使いまわしを出来るだけ避ける
④手にケガをしている場合は、新しいビニール手袋等を装着して調理することをおすすめします。


洗い残しがないように、爪を切り、指輪・時計などのアクセサリーを外す
洗い残しがないように、爪を切り、指輪・時計などのアクセサリーを外す

調理器具の衛生対策

包丁やまな板は食材を変えるごとに洗浄する

食材に直接触れるまな板と包丁は、食材を変えるごとに洗浄して下さい。
これは加熱前の食材に付着している菌がまな板・包丁を介して他の食材に移らないようにするためです。

包丁やまな板は食材を変えるごとに洗浄する

使い終わった調理器具は洗剤で洗い殺菌消毒する

生ものに使った調理器具は、下記の方法で消毒してください。

使い終わった調理器具は洗剤で洗い殺菌消毒する

まな板

①洗剤でよく洗う
②流水でよくすすぐ
③塩素系漂白剤に漬け込む
④よくすすぐ
⑤乾燥させる

ふきん

①洗浄
②塩素系漂白剤に漬け込む
③よくすすぐ
④乾燥させる

キッチンスポンジ

①よくすすぐ
②しっかり乾燥させる
③新しいものにこまめに取りかえる


※肉・魚・野菜など食材ごとに複数のまな板を用意することもおすすめです。
※調理器具は風通しの良いところに保管してください。


保存・解凍の仕方

安全においしく食べるための食材の保存と解凍のコツをご紹介します。

冷凍方法
1 保存する際は、発泡トレーは熱が伝わりにくく、冷凍に時間がかかるためトレーから出してラップにくるみ、ジッパー付の保存袋に入れて袋の空気を抜いて密封します。
一回で使い切る量に小分けして保存するのがおすすめです。
手順1

2 肉は平らにし、ひき肉は薄く伸ばすなどして表面積を大きくして密封し、アルミトレーに乗せて急速冷凍します。
食材にもよりますが、冷凍後1週間~1か月以内に使用することをおすすめします。
そのため、冷凍した日付・食材の名前を袋に書くことをおすすめします。
手順2
解凍方法
1 必ず食べる分だけを解凍し、解凍したものは使い切るようにして再冷凍は避けます。
解凍時には水分が出るので、ペーパータオルなどで拭き取ります。

●冷蔵解凍
料理をする半日くらい前に冷蔵庫に移し解凍する方法。

●常温解凍
キッチン等の室内に置いて解凍する方法。

※常温解凍は食中毒の原因となる菌が急速に増える可能性があるためお控え下さい。
手順1

2 急いで解凍したい時には流水解凍がおすすめです。
電子レンジは、肉の端の方だけ熱がとおり解凍ムラができることがあるので注意しましょう。

●流水解凍
バットや食材がつかる位の容器に水を入れて、冷凍食材を水に浸かる状態にする。
そこに水を流し込みながら冷凍食材を解凍する方法。
※流水=蛇口から少量水を出した状態

<解凍のポイント>
流水に当てるだけではなく、冷凍食材をきちんと水に沈めておくところがポイントです。具体的な時間は食材の種類や大きさによって異なりますが、ほとんどの冷凍食材は30分以内で解凍できるでしょう。
30分以内に解凍できるということは、調理を始める少し前に準備を始めれば大丈夫ということです。
手順2

調理する際の注意点

生肉を調理するときは、中心部までしっかり火を通します。
どのような調理法でも肉の中心部が75度以上になるようにしっかり火を通します。


①斜め上から見た様子

火が通っている様子
火が通っていない様子

②正面から見た様子

火が通っている様子
火が通っていない様子


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