世界で49位!これは、豚肉の1人あたり年間供給量の日本の順位です。2013年の統計データによると、1位は53.04kgでモンテネグロ、2位は52.56kgでオーストリア、3位は51.81kgでドイツ。日本は20.62kgです。
ちなみにフリーデンの前身である曽我の屋養豚が誕生した翌年1961年は、2.7kg。その年、オーストリアは40.98kgなので、それを考えると、日本人は飛躍的に豚肉を食べるようになったと言えます。とはいえ、多くの国で日本以上に豚肉は食べられているんです。
すると気になるのは食べ方。一体どんな風に食べているんでしょうか?日本人が知らない食べ方をしているとか?豚肉はそのまま調理して食べる方法と、加工しそれを食材として料理する食べ方がありますが、今回は調理法別に世界の豚肉料理を整理してみました。ご紹介します!
※資料:国際連合食糧農業機関のFAOSTATより(2017年5月23日ダウンロード)生肉
豚がかかる病気と人間がかかる病気は共通するものがあり、過熱して食するのが一般的ですが、一部乳酸菌で発酵させるなど特殊加工して非加熱で食されるものがあります。
生ハム 生サラミ(欧州)
ティーヴルスト(ドイツ)
サイ・クロ・イーサン(タイ)
焼く
ローストポーク(欧米)※
焼き豚(中国/日本)
ザワーブラーテン(ドイツ)
※欧米と日本のローストポークの大きな違いは、皮付きかどうか。日本では、と畜の手法で皮付きの豚肉が一般的に出回っていないのがその理由です。
蒸し焼き
カルアピッグ(ハワイ)
煮る
豚肉そのもの、またはソーセージなど加工品と野菜と合わせた料理が世界各国にあります。 豆と煮込んだものが多く見られます。
スープ
ポトフやシチューなど
スプレッド
リエット(フランス)
レバーヴルスト(ドイツ)
ソーセージ
世界各国に多くの種類があります。ドイツのソーセージを製造方法別に紹介します。
■生肉を詰めたソーセージ
⇒ローヴルスト:そのまま、もしくはスモークしたもの
⇒ブリューヴルスト:茹でるなど加熱処理をしてできあがるもの
※この中で、焼いて食べるものを「ブラートブラスト」といい日本人が持つソーセージのイメージに一番近いものかもしれません。
■生肉ではなく加熱したものを詰めたソーセージ
⇒コッホヴルスト
※この中に「レバーヴルスト」や「ブルートヴルスト」と言われる内臓系のソーセージ(レバー系/血液系/タンや皮など)が含まれます。
ハム
モモのハム※ カスラー(骨付きロースハム)
※海外では、ハムはモモ肉が主流です。
ベーコン
燻製あり、燻製なしに分けられます。
スネ
アイスバイン(ドイツ)
シュバイネハクセ(ミュンヘン)
チョッパル(韓国)